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TAKE & SONSの定番シャツ【Flyman ShirtⅡ】HBHが雰囲気抜群のトーントーンのグリーンチェック生地にて別注製作しました。
Flyman Shirtは春夏シーズンの定番ともいえるシャツ。そのルーツは渓流釣りにあります。
特徴的な4パッチポケットが渓流ウェアを彷彿とさせます。ここで写真をよく見ると、上下のパッチポケットの間にループが挟まっています。これはフォーセップなどを吊り下げられるようデザインされたディテールであり、このシャツが「渓流」を所以としているのがお分かりいただけると思います。
今回、Ⅱ型に進化しました。大きく変わったのは設計寸法です。寸法表を見て一番違うのは着丈でしょうか。従来は裾を外に出す設計ですが、Ⅱ型では裾をパンツに入れてもいい丈感となっております。渓流では裾を中に入れて、街では裾を外に出す。あるいは中に入れるならField Suspenderをする。つまりは、着こなし方に変化がつけられるようになったのです。
それと寸法表で見られる数値以外に設計上の数値があります。
シーズンを経てT&Sのジャケットは大きくなってきました。それに伴ってシャツの設計も変化します。例えばアームホールと袖山の関係。従来がシャツの設計だとするならば、Ⅱ型は「Tシャツ」に近い要素を取り入れているので、よりワイルドに見えます。そんなカジュアルシャツですが、人体に即したアームホールを持ち、1枚構造のシャツ袖は「ねじれ」を加えて立体的な筒形状にしてあります。そして手首の「かえり」に追従するカフス付けへと繋がります。これら、肩〜手首までの立体に対するアプローチは従来と変わりません。
また、機能を追求した「地の目使い」や「イセ・伸ばし」などの縫製テクニックも変わりありません。例えば、前身頃では鎖骨に対するアプローチが求められます。これらの技術を用いて上手く処理することでVゾーンは美しくなります。ラペルジャケットやベストと合わせるとき、Vゾーンは目立ちますからね。
シャツというアイテムはことさら主張しませんが、着用すると違いが分かるものです。詳しい作業内容はここでは割愛しますが、このように手間をかけたシャツは、そうでないものと一線を画すものがあります。
こうして出来たシャツの佇まいこそが「男のシャツ」だと私は思わずにはいられないのです。
サイズ 着丈 肩巾 袖丈 バスト
S(1) 80 47 59 112/119
M(2) 82 48.5 60.5 116/123
L(3) 84 50 62 120/127
日本製