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デザインやスタンプ(鏨)ツールから、ニューメキシコ州アルバカーキの工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズインディアントレーディングポストで作られた作品と推定可能です。
バンドのシェイプはプレスによってカットされている為、製法はハンド&マシンのハイブリッドとなりますが、多くの工程が手作業で作られたツーリスト向けの中でも古いピースです。
また、サイド部分に刻印されたサントドミンゴフェザーのモチーフも史料価値の高いディテールとなっています。
【スタンプの意味】
サンダーバード/限界の無い幸福
ラトルスネーク/ガラガラ蛇
サントドミンゴフェザー/
サントドミンゴフェザーは、スティック状にデザインされたスタンプ(鏨)のモチーフです。この様なデザインは、インディアンスクールにおいてナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が受け持つ彫金クラスの中でもキワ/サントドミンゴの生徒がAmbrose Roanhorseの教えを受けて同部族の伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄をモチーフにする事で生み出したという記録が残っています。しかしながら、その後間もなくナバホ出身の生徒も影響を受けたスタンプ(鏨)を制作しており、明確にキワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同デザインのスタンプ(鏨)は、ツーリストジュエリーにも取り入れられました。
また、残念ながらサントドミンゴフェザーの意味合いについては、伝わっていません。
『卍』
【Whirling Log】ワーリングログ・【Swastika】スワスティカについて・・・
『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』の頭文字 である4つの【L】を組み合わせて生まれた記号であり、幸福のシンボル・ラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
Lを繋げて構成している為、「逆卍」と「正卍」の区別はありません。どちらも登場し同じ意味を持っています。
また、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。 1941年当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
【Nohokos】ノホコスと呼ばれる事もあります。
【素材】コインSilver
【部族】Tourist Navajo ハイブリッド
【年代】1925年代~1930年代
内側周囲 約14.0cm
開口部 約3.0cm